S45C(機械構造用炭素鋼鋼材)は一般的な構造物に多く使用される材質で、加工性や研削性、溶接性に優れます。また、熱処理により強度(硬度)を増すことができるなど幅広い用途に使用できます。
上記の優れた特徴や、安価であることから機械構造用の炭素鋼鋼材としては最も流通している素材です。
丸物の状態での流通が多く、角物での流通はほぼ有りませんので、今回は旋盤での加工に関してのポイントをお話しします。
旋削加工にあたって大事なのは刃物の選定と切削条件です。
切削条件を揃えても肝心の刃物が欠けていたり摩耗していたりすると仕上がりの悪い品物になってしまいます。
逆も然りで刃物が良くても切削条件が合わないと良いものはできません。
・S45Cの加工におすすめのチップ
弊社のおすすめするチップ材質はMAX1Z(超硬)となります。
また、光沢面を出したい場合はサーメットもおすすめしております。
切削条件などの技術的な相談もお受けしておりますのでぜひお問い合わせください。