ダイヤモンドと似た性質を持ち、切削工具などに使用される素材「CBN(ボラゾン)」
今回はその特徴や使用に適した被削材をご紹介します。
・CBN(ボラゾン)
CBNとは立方晶窒化ホウ素(Cubic Boron Nitride)の略称で、窒素とホウ素から作られた固形の人工化合物です。
・CBN焼結体(PCBN、多結晶CBN焼結体)
CBN焼結体は、CBN粒子を高温高圧下で結合させることによって作られます。このプロセスによって、CBN粒子同士が強固に結合し、高い耐摩耗性と優れた熱伝導性を持つ焼結体が形成されます。
◎ダイヤモンドとの違い
・硬さ
切削工具に使用される素材の中で、一番硬い素材はダイヤモンドで、CBNはその次に硬い素材となっています。
・耐熱安定性
常温環境下での硬さに優れるダイヤモンドですが、約700℃で酸化が始まり硬度が低下します。CBNは約1,300℃までの耐熱安定性を持ちます。
・被削材が鉄系の場合
ダイヤモンドは被削材が鉄系の場合、高温になるとダイヤモンドを構成する炭素と鉄が反応を起こし、侵食されて工具摩耗が激しくなってしまいます。
CBNは炭素を含んでいないのでダイヤモンドのように侵食されず、また高温下での硬さや、耐摩耗性に優れているので鉄系の切削に向いているといえます。
◎ダイヤモンドとの使い分け
以下は主にお勧めする組み合わせです。
まとめ
高温に強く、超硬合金よりはるかに硬くさらに、鉄系材料に対して高い性能を発揮するという特徴を持った素材「CBN」
使用条件に合わせて適切にダイヤモンドと使い分けることでより精密で効率的な加工を行うことができます。
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