金属の中でも切削が難しいとされているステンレスですが、その特徴とおすすめの超硬チップをご紹介します。
※一部SUS303やSUS416など被削性の高いステンレスもあります。
〇なぜ被削性が悪いのか
強く、さびにくいなどの良い特徴を持つステンレスですが、被削性の悪い材料でもあります。以下に理由を挙げます。
・粘り強く、加工硬化してしまう
ステンレスは鉄などの金属と比較すると粘性が高く加工硬化しやすい特徴を持っています。
そのため長時間にわたり切削を続けると、材料のステンレスが硬くなってしまい削りにくくなり、工具が破損しやすくなるなどの可能性があります。
・熱伝導率が悪い
ステンレスは熱伝導率が悪く、加工時に工具の先端部分に熱が溜まりやすく。その結果、工具の先端部分の破損や、材料が熱の影響を受けてしまいます。
〇ステンレスの加工に向いている超硬チップ
弊社ではステンレスの加工には「MAX1Z」をおすすめしております。
ステンレスの加工でお困りの方はぜひお問い合わせください。