様々な加工方法

投稿者 : 謙櫻井 on

前回は研磨機の種類をご紹介しました。

今回は様々な加工方法をご紹介いたします。

切削加工には、様々な方法と注意点があります。これらの加工方法は、工具と材料の摩擦による熱発生や、加工後のバリ(材料の余分な部分)の発生に特に注意が必要です。

熱による問題: 切削加工中、摩擦により熱が発生します。これは特に熱に弱い材料で問題になることがあり、材料が変形したり、性質が変化したりする可能性があります。この問題を軽減するためには、切削油やクーラントの使用、加工速度の調整が重要です。

バリの発生: 切削加工により、材料の切断面に微細なバリが発生することがあります。これは部品の機能を妨げる可能性があり、また加工者や使用者に怪我をさせるリスクもあります。バリに対する対策として、加工後の追加的な仕上げ工程が必要になる場合があります。

各種切削加工方法には以下のようなものがあります:

フライス加工: フライス盤と呼ばれる回転する切削工具を使用し、工作物表面を平面や曲面に加工します。穴開けや溝削りなど多様な加工が可能です。フライス盤は横形、立形、門形などの種類があります。

旋盤加工(旋削加工): 工作物を高速で回転させ、その上に刃物を触れさせて材料を削ります。主に円筒状の部品の製作に適しています。

穴あけ加工(ボール盤): ボール盤を使用し、穴あけの他にリーマや中ぐり、ネジ切り加工なども可能です。

転削加工: 工作物を固定し、工具を回転させて加工を行います。

旋削加工: これは旋盤加工の一種で、工作物自体を回転させて加工を行います。

これらの方法はそれぞれ特有の技術や注意点を持っており、適切な方法を選択し、注意深く操作することが重要です。

次回は旋盤の送りや切削条件等をご紹介いたします。